総入れ歯の方の口腔ケア

こんにちは、歯科衛生士の小川です。

大和駅前にクリニックが移転し㊗️10周年!ということで、今月頭にディズニーランドへ社員旅行に行ってきました。色々なアトラクションに乗り、パレードを見て、美味しいご飯を食べ…。とても楽しい時間でした😊

ディズニーランドホテルにも泊まりました!

院長先生、素敵な旅行をありがとうございました。

話は変わりまして…

今回は、「総入れ歯の方の歯がないことで起こる口腔粘膜の危険性や行なってほしい口腔ケア法」についてご紹介します。

*歯の無い方が口腔ケアを怠る危険とは?

入れ歯を外し、しっかり洗っていただくことはもちろん大切です、ですが口腔粘膜のケアも施さないと大変なことが起きる可能性があります。そこで歯の無い部分の粘膜にも歯ブラシ等を当てることの重要性をお話していきます。

1.お口の中の細菌が気管を通って肺炎を起こす

普段、入れ歯と接している歯肉や上あごには入れ歯と、歯茎の隙間をかいくぐって侵入した食物残渣(食べ物のかす)や細菌が付着しています。粘膜の清掃を怠り、不潔なままにしておくと、汚れの中で細菌が繁殖し、気管を通って細菌が肺へと侵入。それが引き金となり肺炎を引き起こす恐れがあります。

2.歯茎への刺激がないと退縮し、入れ歯が安定しづらくなる

歯茎に歯が無くなり、入れ歯が乗っているだけの状態では刺激が伝わらないため、歯茎の退縮が起こりはじめます。歯茎の盛り上がり(顎堤)が少なくなると入れ歯を安定させる吸着力が働きにくく、作成した入れ歯と形も合わなくなり、安定しづらくなってしまいます。

3.唾液が減少し、粘膜の免疫力が低下する

唾液には、体内に侵入ウイルスや細菌の活動を抑制する抗菌作用によって身を守る「免疫システム」があります。歯茎が歯ブラシによる刺激を受けないでいると、唾液の分泌量が減少し、粘膜の免疫力が低下してしまいます。人間が持つこのシステムも、お口が不潔なままでは機能してくれません。

*総入れ歯の方に行ってほしい口腔ケアの手順

では、普段入れ歯を使用している方は、どのように口腔ケアを行えば良いのでしょう。

ケアの怠るリスクの高い「総入れ歯」の方に、ぜひ行ってほしい口腔ケアをご紹介していきます。

1.口腔ケアの必需品

入れ歯を外した状態の口腔内は、柔らかい口腔粘膜だけになっています。通常の歯ブラシでは刺激が強すぎて、粘膜を痛めてしまう恐れがあります。歯ブラシを使用する際は、毛先が柔らかいものを選びましょう。他にも、棒の先に柔らかいスポンジが付いたスポンジブラシや、指に巻いて拭き取るタイプの口腔ケア用ウエッティー、舌ブラシがあります。

2.口腔ケアを行う前の確認

もしも、口腔内が乾燥していたら、清掃道具で粘膜を傷付けてしまうこともあります。また、汚れがこびり付いてなかなか剥がれにくくなっています。その場合には、清掃前にブクブクうがいを行い、お口の中を潤しておきましょう。保湿ジェルも効果的です。歯茎を刺激すると、マッサージ効果で血行も良くなり、元気な歯茎を保つことに繋がります。

3.粘膜の清掃

水で湿らせたスポンジブラシや、口腔ケア用ウエッティーを準備します。そして、頬の内側や、頬と歯茎の間、唇と歯茎の間、上あご、歯茎の土手などをマッサージするように優しく磨きます。舌の表面にも汚れ(舌苔)が付着しますので、優しく擦るようにします。

入れ歯は、歯と同じように清掃する方が多いと思います。その反面、入れ歯と接している口腔内粘膜のケアは忘れがちですが、細菌の繁殖による健康への悪影響や、入れ歯が入れられなくなるような口腔環境の悪化を招く恐れがあります。お口の健康はいくつになっても大切なことです。

大和市 歯科 裕デンタルクリニック