カプサイシン

こんにちは、歯科医師の江木です。

以前にもとりあげた誤嚥性肺炎に関して、今回は別の角度からトレンディな情報をお届けします。

誤嚥性肺炎の原因である嚥下障害は大きく、

嚥下関連筋群に関する問題と

嚥下に関与する中枢神経の問題

の二つが関与しています。

高齢者の誤嚥性肺炎の場合、この二つがどちらも関与している場合もある訳ですが、筋肉の問題に関しては勿論筋力トレーニング、つまりリハビリ体操が有効ですが、これだけでは中枢神経の問題は解決しませんので、思ったほどリハビリの成果が出ないケースもある訳です。

この嚥下に関した中枢神経の問題というのは、嚥下時にきちんと喉の蓋が閉まったり、気管にものが入りそうになった時にはきちんと咳反射が出てディフェンスできる為に神経伝達物質がきちんと機能していないといけないと言う事です。

具体的にはサブスタンスpと呼ばれる神経伝達物質が、上記機能に関与しており、脳に小さな梗塞があったり、パーキンソン病等でドーパミンの出が悪い方では、サブスタンスpの出も悪くなると言う事がわかっています。

つまり、上記の状態にある方と言うのは、誤嚥を起こしやすいと言う危険性は勿論の事、誤嚥していても、ムセませんので(不顕性誤嚥)、周囲が気づきにくいと言うところが恐ろしい訳です。

皆様、既にお気づきのように、サブスタンスpの出を良くするドーパミン自体を増やすか、サブスタンスp自体を増やすかすれば、この問題は改善されると言う訳です。

通常、病院で適切な処置をして頂くと言う事になりますが、実はご家庭でも簡単にサブスタンスpを増やす事が出来る方法があります。


唐辛子や胡椒、コチジャン等の辛い食べ物にはカプサイシンと言う物質が含まれており、カプサイシンはサブスタンスpを増やす効能があると言う訳です。

つまり、辛いものを食べる事で嚥下機能改善が出来ると言う訳です。

但し、呼吸器、消化器に問題がある方や、脱水傾向にある方等、カプサイシン摂取に注意を要する方もいらっしゃいますので、興味を持たれた方は、ご自分で判断されずに、一度ご相談ください。