誤嚥性肺炎

こんにちは、歯科医師の江木です。

タイトルにある誤嚥性肺炎と言うフレーズ、最近週刊紙等でも取り上げられた、落語家の歌丸師匠のケースをはじめ、色んなところで耳にするようになったなと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

厚生労働省調べによると、2015年の日本人の死因第3位は肺炎です。

また、肺炎で亡くなった方のうち96%以上が65歳以上の高齢者であり、高齢者の肺炎のうち70%は誤嚥が原因と言われています。

通常食べ物は食道から胃へ運ばれ、気管へ進入する事はありません。

しかし、高齢になってくると、飲み込みの機能が低下したり、胃から逆流してきた食べ物等が喉や気管へ進入してしまうことがあります。

これが誤嚥と呼ばれる状態です。

そうすると、人によっては炎症が起こり、具体的には、全身の倦怠感、食欲低下、微熱が続く等の症状が起き、病院でレントゲンを撮ってみたら、肺が真っ白だったと言うような状態になってしまいますので、特に食事中にむせるのが気になる方は要注意です。

ただ、誤嚥が起きたとしても、唾液内の悪い菌が少ない状態ですと肺炎にならない方もいます。

訪問歯科診療で行われている口腔ケアの大きな目的の一つにこの誤嚥性肺炎の予防があり、実際定期継続的に歯科の専門的な口腔ケアを受けている方では誤嚥性肺炎の発症が少ないと言うデータもあります。

超高齢化社会へと突入した現代日本において、親御さんは勿論、私達一人一人にも誤嚥性肺炎はもはや人事ではすまない状況となってきております。

裕デンタルクリニックでは、歯科訪問診療において、誤嚥しているかどうかをモニター上でリアルタイムに判断できる内視鏡設備も揃っておりますので、内視鏡検査や口腔ケアに関心を持たれた方は是非遠慮なくご相談ください。